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昨日は、お休みをいただいて
母と熊本まで講演を聴きに行ってきました。

熊本で絵本とおはなしをしている「ぺぺぺぺらん」というお店が主催で
なんと!こぐま社の創始者・現会長の佐藤英和先生の講演です。

80歳を越えるお身体をおして
「子どもの心を育てる絵本への思い」と題してお話されました。

こぐま社では100万部を超すベストセラーは
「すてきなワンピース」「しろくまのホットケーキ」「11ぴきのねこ」の3冊あるそうです

ではなぜ、その3冊が秀でているのか(多くの子どもに読まれているのか)

先生は
絵本とは“文字を読むに至っていない子供たちの本”であり
“本”が読める というのと 字が読める というのは別ものだとおっしゃいました
字が読めない子供たちが
何度も「読んで!」とせがむのは、その絵本が“自分に喜び・楽しみをもたらすもの”だと認識出来ているからだ
何度も繰り返し読んであげることによって、多くの大人が失う第6感を使って行間を読み、主人公になりきり
どんどん心を豊かにしていく
それが人間が生きている中でもっとも大事な心の空間になる と

だから、どうか子どもが10回・20回と同じ本を「読んで」と言っても
「もう何べんも読んだじゃない」と言わず、喜んで読んであげてください とお願いされました



胸がアツくなったのは
3冊の内の1冊「11ぴきのねこ」の著者である故・馬場のぼる先生のお話

とてもしずかに話されますが、両先生の思いやりの深さと絆に涙々・・


また、読み返してみようと思います



                        江口愛

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