社長ダイアリー｜福岡　注文住宅　タカノホーム

リフォーム市場の活性化が進んでいますが、
家電量販店やドラッグストアなど
リフォーム事業を展開し始めています。
多大な広告費を使い、たくさんのお客様を集める一方で、
施工は下請け会社と提携し丸投げという現状のようです。
リフォーム事業を単なるお金儲けのための一つの事業と
捕らえているのがとても残念です。

リフォームというのは家電のように、
買ってきてポンッと置いて
使えるわけではありません。
そこには、人の手が絶対に必要です。
「人が施工する」という部分で、
見えないところで、手を抜いて施工されるケースも
あります。
私たちも、数年前に他社でリフォームをされた後の
現地調査を行うことがありますが、
手荒な職人さんたちがした仕事。
キレイに、後のことを考えてした仕事。
人の手で施工する限り、施工レベルに大きな差がでてきています。

下請けでおこなうと、工事金額も抑えられてしまうため
安い職人さんたちを、雇わなければ成り立ちません。
そうなると、この職人さんたちは
一つの現場を丁寧に仕事をするどころか、
年間で数多くの仕事をこなさなければ、
収入が上がらず生きていけません。
ということは、中途半端な工事でも
次の現場へと行かなければいけないわけです。

私が思うに、
モノや商品は、多少価格で比べることができると思いますが、
職人さんたちは、価格で比べると、後で取り返しのつかない
大きな問題に発展しかねないということです。

小さなリフォーム。大きなリフォーム。
大小関係なく、職人さんたちがする工事は、
高い安いだけではなく、
・新築やリフォーム会社の実績や職人さんたちの施工レベル。
・職人さんたちの顔がキチンと見えているかどうか。
・会社専属で動いている職人さんがいるか。
その見極めを、皆様にも大切にしていただきたいと
思っています。


もし、病気になって手術をすることになったとき、
安くて手荒なお医者さん？
それとも、少し高くてもきちんと後の事を考え
丁寧に手術してくれるお医者さん？

見えないの手術、みなさんはどちらに依頼されますか？

それが、答えだと思います。

鷹野　耕治