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津江杉の輪掛け乾燥がスタートします。

伐ったばかりの杉の含水率は約200%ですが、
実際に建材として使えるようになるのは、25%
以下になってからになります。
輪掛け乾燥は、天然乾燥で太陽と風のもとで
じっくり1年寝かせ、杉の組織や成分をできるだけ
壊さず乾燥させます。

一方、人口乾燥は、乾燥釜などの機械を使って急激に
熱を加え乾燥させます。

木材は有機建材、木材にかかる負荷を極力減らし、
じっくりと乾燥させるのが木材の本来の良さを充分に
発揮できるのです。

本当の杉の木は、
ほのかな薄紅色で、甘くやわらかい香りであることを、
この「輪掛け乾燥材」では教えてくれます。

鷹野 耕治

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