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社長ダイアリー

日本の家屋はもともと小さかったのに、
なぜ大きな家になってきたのでしょうか?
世界で日本は、アメリカに次ぎ床面積は
なんと第2位!?
ご存知でしたか?

戦後、日本と正反対の欧米諸国より
日本の家は、マッチ箱(ウサギ小屋)のような小さな家と
言われており、そこにコンプレックスを持った日本人は、
負けずと大きな家を目指してきました。

その結果、戦後の日本の経済成長に伴い大きな家が
増えていき、そこには部屋中に溢れるくらいの物が増え
収納のスペースの必要から家は更に大きくなっていき、
欧米諸国から持ち込まれた、子供の数だけ個室が必要との
観点でどんどん大きな家となっていったといわれています。
こうした結果、日本は世界でイギリスやフランスよりも
広い世界第2位へランキングしています。

大きな家で伸び伸びと子育て!
大きな家を建てるには、土地代を広くてやすいところ!
街中では土地も高く、選んだはずの郊外のベットタウン。
通勤時間はとても長くなり、家族とのコミュニケーションを
希薄にしてしまうこともある話です。そして、大きな家で
自立を教えないまま与えた子供部屋は
「下宿人」にさえしてしまいました。

家が大きくなると、
予算も大きく・借り入れ限度額いっぱいにローンを組み、
2階の子供が成長し出て行った後は、その部屋をもてあます。
何のために大きな家が必要だったのか?
「大きな家=豊か」という価値観は崩れています。

先日のWBCでは日本が、スモールベースボールで優勝しました。
欧米諸国に真似ることなく日本は、
「スモール・ライフスタイル」
日本人らしい暮らしというものが、やはり大事だと思います。

鷹野 耕治

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