宅建協会の会合で
北九州市部へ行き
北九州市建築都市局の建築指導課の方の
お話を聞くことができました。
北九州の方では
現在、全国の政令市の中で
築40年を超える住宅がとても多く
その数は全国でトップだそうです。
しかもこうした古家がどんどん空家になり廃墟となって
風化しているという深刻な問題を抱えているようです。
空家を壊さない理由として、
解体費用がかかるということもありますが、
空家であっても、建物を残しておけば、
更地にするよりも
固定資産税の軽減・恩恵を受けることができる。
これがとても大きいようです。
また古い家屋の解体については
北九州の方も助成金がでるそうで、
危険な建物については
所有者に直接連絡し、こうした助成金を活用して
建物を壊してもらう提案をしたいのに
法務局に保管されている登記ないようでは、
所有者の連絡先がわからないということが多いそうです、
連絡先は不明であっても
だれかが、固定資産税を支払っているわけで
実際、固定資産税課の方に協力をもらい
納税者の方の連絡先を教えてもらえればいいのですが、
個人情報の漏洩ということで
地方税法の罰則に繋がるため
同じ役所の中のことであっても、
教えてもらえず、壁にぶつかっているそうです。
北九州に限らず
空家が全国的に増えて
その対策は、申告になってきています。
先ほど、お話した固定資産税についても
空き家で放置している建物については
逆に固定資産税を上げていくのはどうか・・・
という意見も出ていました。
これから役所と宅建協会で協議しながら
方向性が見えてくればと思います。。。
鷹野 耕治
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